SIMフリー

ドコモ、iPadSIMカード発売へ
 「iPadSIMロックフリーと聞いている。iPadでドコモ回線を使いたい人がいれば提供したい」――NTTドコモの山田隆持社長は4月28日の決算発表会で、iPad向けのSIMカード発売に向けて準備を進めていると話した。
 山田社長はiPadを「高級Netbook」と位置づけ、PC用データ回線のイメージで回線提供する考えで、iPad用の小型SIMカードの発売準備を進めているという。iPad以外のタブレットPC電子書籍端末にも、積極的に対応したいという。
 iPadは国内では5月末に発売予定。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1004/28/news080.html

iPadWi-Fi版と3G+Wi-Fi版の2種類あるそうです。

iPhoneを出しているソフトバンクから出るのかとばっかり思っていましたが、iPadSIMフリーということでドコモが先に名乗りを上げました。
ソフトバンクは現在、自社のネットワークで定額データ通信サービスを提供してません(従量制はやってます)。イーモバイルの回線を借りてます。しかしiPadイーモバイルの周波数帯域には対応しておらず、今回はイーモバイルに頼ることは出来ません。

――iPhone 3G Sはパソコンからインターネットに接続する際のモデムとして利用できるテザリング機能を備えているのに,日本では利用できない。理由は何か。
孫社長 iPhoneのユーザーは一般ユーザーの10倍のパケットを使う。そこにテザリング機能を利用可能にしたら,100倍,200倍のパケットを使う人が出てくるだろう。定額料金でデータ容量が増えるのは投資効率が悪い。一部のユーザーが求める機能を提供するために,100人分の帯域を占拠させるのは,他のユーザーに申し訳ない。通信料金が青天井ならばテザリング機能も容認する。欧米でもその例が多いようだ。
「iPhone 3G Sのテザリング機能は定額料金では成り立たない」,ソフトバンク株主総会よりより抜粋

iPhoneユーザーは一般ユーザーの10倍のパケットを使うそうです。ただでさえいっぱいいっぱいの回線にiPadを増やすというのは自殺行為なのかもしれません。
iPadは現在使われているSIMカードFOMAカード等)よりサイズの小さいmicroSIMカードというものらしいのですが、これは次期iPhoneにも採用されているとのことで、もしかすると次期iPhoneはドコモでも使えるようになる・・・?と淡い期待を抱いています。
【追記】
こんな記事がありました。

週刊MOBILE通信 ドコモのiPad用SIM発売とiPhone 4G
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20100429_364880.html

記事によれば、SIMフリー版のiPhoneが日本で発売される可能性が濃厚だそうです。ドコモ側からすれば、回線獲得の奨励金(インセンティブ)も端末開発の負担金も不要。そんな状況で商品(microSIM)を用意しない携帯電話会社はない、と。あとは料金ですね・・・。ドコモだと高そう。